記憶は限られています。いくら勉強しても普段忘れてしまっていることもあります。また、新たな思考で治療を考える場面では、読みなれた本でも異なる考え方で同じ文章を読んだり、絵を見ていると、以前読んだときとはまったく違う捕らえ方になったり、新たな可能性が浮かんだりするものです。
買った本はすべて読んで暗記している人は誰もいないと思います。自分の今考えていることや治療で悩んでいることは、以前読んだ本、読みなれた本でも悩みを解決するための糸口が見つかるかもしれません。前回は何も考え付かなかった文章が貴重なヒントになったりするものです。
臨床で、不思議に思ったこと、効果がでるはずのものがうまくいかなかったり、思ってもいない効果がでたりしたことはないでしょうか？そんな体験は頭の中に常に残っているものです。時には、考えているとぐるぐると思考が回転するだけで、納得する理由が見つからない場合があると思います。たとえ結果がよいものとしてもです。これは、長くなったり、積み重なるととてもストレスになるのは私だけでしょうか。
そんな時、本を読んだり、あるいはセミナーを受けたりすることで、そのなかのたった一つの単語や言葉で、その糸口や考え方の方向性につながることがあるとアドレナリンラッシュが起こるのは私だけでしょうか？ いや皆さんも爽快感すら覚えると思います。
一生治療家としてやっていくなら、本はできるだけあったほうが良いと思います。もちろん自分の思考にあったものですが．．．でも思考範囲を広めるためには時には、冒険も必要かもしれませんが！
私個人が非常にためになったり、良いと思う推薦図書を挙げておきます。これは私個人が非常に影響を受けたものです。皆さんも面白いと賛同していただけると思います。
Beyond Manipulation
管理人の著書
筋機能評価法
体幹、四肢の筋の評価
筋の起始停止、筋腹を触診するkとによる評価金をストレッチすることによる可動域への影響を評価、筋力テストにより神経機能を評価というような構成になっています。
実際の人の体の上に筋と骨格をのせいてビジュアルでイメージしやすくしました。
著者：栗原修D.C.
出版：医道の日本社
仕様：Ｂ5判 248頁
発行年月：2012/07/30
定価 ?6,090（税込）
テクニック
改訂版初版
アプライド キネシオロジー シノプシス
改訂版
デービッド S. ウォルサーD.C.著
栗原 修D.C.訳
A4判上製・約700ページ
定価：21,000円（税込）
出版社：科学新聞社
すみません。第１の推薦はやっぱりアプライド キネシオロジー シノプシスです。この本は、自分が行う手技に基礎医学などの医学的知識を直接結び付けてくれた本です。今でもこの本を呼んで、基礎医学の必要性を再認識し、再び基礎医学の勉強し直して、その奥深さに感動しています。Goodheartとそれを取り巻くドクターはすごいなと痛感します。
改訂版は内容の更新があります。
新しく加わったテクニック
網様体賦活化系テクニック、母趾機能制限、PiLUS、カテゴリー1.2.3、副腎、糖質、肝臓、硫酸塩と関節、インスリン抵抗とシンドロームX、鼻骨蝶形骨頭蓋障害、長、短母趾伸筋、長短趾伸筋、肋骨ポンプテクニック、筋膜ジェローシス、RMAPI、損傷リコールテクニック、小脳、矢状縫合タップテクニック、項靭帯のテクニック、頚椎コンパクション、仙骨の歪み（仙骨下方変位）、プライマリーアトラステクニック、インターレースＴＬ、仙結節、仙棘靭帯テクニック、脊椎反射、神経機能分析と治療としての深部腱反射など
アプライド キネシオロジー フローチャートマニュアル
上、下巻
デービット リーフ D.C.著
栗原 修D.C/仲井光二D.C.訳
A4判上製
定価：12600円（税込み）
出版社：科学新聞社
翻訳した責任上またもすみません。デービット リーフ D.Cがアプライド キネシオロジー テクニックの使い方をフローチャート形式で書いたものです。AK熟練の方のマニュアルです。現在は販売しておりませんので、入手困難です。
アプライド・キネシオロジー入門
著者:Robert Frost
監訳:栗原 修
B5判/236ページ
定価：4,935円（税込）
出版社：医道の日本社
その名のとおり、AK入門書です。気軽にAKのことを知りたいならこの本、じっくり学びたいならAKのバイブルであるシノプシスといった感じです。
脊柱モーション・パルペーション
中川貴雄D.C. 編著
A5判上製 ・296ページ
定価：8,610円（税込）
出版社：科学新聞社
言わずと知れたベストセラー、矯正するならこれをマスターしないと危ないですよほんと。
四肢のモーション・パルペーション（上下巻）
中川貴雄 編著
B5判
264/225ページ
定価：7,980円（税込）
出版社：科学新聞社
モーションパルペーションの四肢編です。モーションパルペーションはその延長線で治療であるモビリゼーションにつながります。だから検査が大事なのです。
末梢神経マニピュレーション
ジャン＝ピエール・バラルD.O.／アラン・クロアビエD.O.共著
科学新聞社出版局監訳
B5判並製・293ページ
定価：12,600円（税込）
出版社：科学新聞社
治療法もそうですが、どんなところで末梢神経障害が起こるのか、良く理解できます。イラストもイメージしやすいイラストで勉強になります。神経症状を持っている患者には、この本の内容がすぐに頭に浮かぶと治療がスムースにいくのではないでしょうか？
Thomas W. Myers 著
松下 松雄 訳
296ページ
定価：6,090円（税込）
出版社：医学書院 (2009/01)
その他
旧版
運動器リハビリテーションの機能評価 I&II
David J. Magee (著)
陶山 哲夫 (翻訳), 草野 修輔 (翻訳), 山本 満 (翻訳), 高倉 保幸 (翻訳), 大井 直往 (翻訳), 赤坂 清和 (翻訳)
単行本: 520ページ
出版社: エルゼビア・ジャパン (2006/12/19)
言語 日本語
定価（各）：10,500円（税込）
整形外科的な疾患に対する検査法を全身の部位に分けて掲載している本です。新たに2冊組みになり内容も増えています。アメリカのカイロプラクティック大学でテキストになったものです。整形外科的疾患の患者を診る場合で役に立ちます。
ベイツ診察法
Lynn S. Bickley(著)
福井 次矢; 井部 俊子 (監修)
単行本: 920ページ
出版社: メディカルサイエンスインターナショナル (2008/1/28)
言語 日本語
定価：9,450円（税込）
これもカイロプラクティック大学で教科書となっていたものの日本語版です。カイロプラクティックだけでなく、一般の開業医の方も使っているらしいです。持っていれば開業しても安心？
親こそ最良の医師―あなたの脳障害児になにをしたらよいか
グレン ドーマン (著), 人間能力開発研究所 (監修), Glenn Doman (原著), 前野 律 (翻訳)
単行本: 391ページ
出版社: ドーマン研究所 (2000/02)
定価：2,520円（税込）
AKのクロスクロールの参考書です。ちょっとした読み物ですので気軽に読めると思います。神経系の機能的な発達などについてかいてあります。テクニカルな用語が少ないので気分転換にどうぞ。
基礎医学
ネッター解剖学図譜―学生版
Frank H. Netter,M.D.(著)
相磯 貞和 (翻訳)
大型本: 569ページ
出版社: 丸善株式会社 (2001/02)
定価：10,500円（税込）
言わずと知れた、ネッターです。イラストばかりの本です。文章はありません。持っている人がほとんどだと思いますが、いい本です。解剖学的なイメージを構築するのにうってつけの本です。暇なときに眺めてみるのもいいと思います。臨床でのひらめきが浮かぶかも？
ガイトン臨床生理学
Arthur C.Guyton (著), John E.Hall (著)
単行本: 1115ページ
出版社: 医学書院 (1999/11
定価（各）：21,000円（税込）
生理学を調べ直すには文句のない本です。これさえ持っていれば生理学は大丈夫？AKを理解するのにお世話になっております。
ハーパー・生化学 [単行本]
Robert K. Murry (著), Peter A. Mayes (著), Daryl K. Granner (著), Victor W. Rodwell (著), 上代 淑人 (翻訳)
単行本: 985ページ
出版社: 丸善 (2001/02)
定価（各）：9,785円（税込）
栄養学を究めたい人はどうぞ。
メルクマニュアル 日本語版
マーク・H. ビアーズ (編集), ロバート バーコウ (編集), Mark H. Beers (原著), Robert Berkow (原著), 福島 雅典
単行本: 3001ページ
出版社: 日経BP社 (1999/12)
定価：13,592円＋税
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