日米8年間の教育機関を経て、25年間の臨床経験と研究により構成された究極の手技とその理論!
手技の基本を解剖学・組織学・バイオメカニクスをベースにマスターすることは、全ての手技療法の基礎になります。
徒手医学にバイオメカニクスが必須である理由
徒手医学は硬い筋や関節を柔らかくすることで・・・
可動域制限の開放
神経圧迫の軽減
血管・リンパ圧迫による循環改善
につなげます。
これら障害では、どの構造が硬いのか判断する必要があります。
“立ち上がる時に痛い”
“座っているときに悪化する。”
”歩いているとしびれてくる”
“手を後ろに回すと痛い”
‟階段登りは大丈夫、しかし降りるときに痛い”
などなど・・・・
それぞれの痛みの発生悪化メカニズムを理解することで、評価するべき部位、治療が必要な部位が推定できます。
あとは検査で評価して異常があれば、治療を加えるだけ・・・
バイオメカニクスを理解すればこれらの姿勢、動作時に筋や関節、付近の神経脈管などがどのような状態になっているのか想像できます。
これらの知識は、診断と治療に重要な知識です。
素早く傷害部位を特定し、治療につなげていくためには、バイオメカニクスの知識は必須です。
40以上の整形外科疾患へのバイオメカニクスによるアプローチ方法を紹介します。
なぜ仰臥位で脚を伸ばして寝ると腰が痛くなり、膝を立てると痛くなくなるのかわかりますか?
バイオメカニクスが理解できていれば、患者がこんな事を口にすればもう治療法は決まったようなものです。
説明します…..
仰向けで固めのベッドに横になると、通常腰椎の前弯は減少します。しかし股関節に伸展制限(筋の過緊張や靭帯の短縮)があると、脚を伸ばした状態で大腿の位置は変わらないので、骨盤が動きます。
股関節が伸びないので、骨盤は前方に回旋します。これは、腰椎の前弯の減少を妨げるだけではなく、立位より前弯を大きくする可能性があります。なぜなら、立位では膝関節を曲げれば、股関節が屈曲している状態でも立てるからです。
このような状態では、膝を立てたり、膝の下にクッションを置いたりすることで、股関節屈曲状態にすれば、腰椎の前弯は減少して痛みはなくなります。
それではどこを治療すればよいのでしょうか?このような人は、腰椎の伸展で痛みが増すケースがほとんどです。
この場合腰ではなく股関節の伸展ができるように治療します。痛みのある腰仙部ではなく、股関節の屈筋の緊張度を下げたり、靭帯の短縮を軽減して伸展できるようにすればよいのです。
これはこのような患者へのアプローチの一つでしかありませんが、ときにはいたみは劇的に軽減します。
バイオキネシオロジー(AK)では、過緊張は短縮した筋だけではなく、拮抗筋の大殿筋の弱化に対してもアプローチします。
このようなバイオメカニクスは全身に存在します。
バイオメカニカルアプローチ セミナー
患部に手技を加えないで治療する方法!!それがバイオメカニカル アプローチです。
好評をいただいております。バイオメカニカルアプローチ!
手技療法を導入をお考えのかた、筋肉や関節へのテクニックを習得しても、どのような場合に使うかがわからなければ、効果はありません。臨床では症状が現れている部位に、このようなテクニックを使っても効果は低くなります。重要なのはバイオメカニクスです!!
バイオメカニクス、生体力学をもとにした手技です。いろいろな疾患を生体力学的に理解して、アプローチしていきます。臨床で効果的な手法です。
脊柱や四肢の筋肉や関節について、臨床でよく見る疾患や症状をバイオメカニクスを基に、基本から説明して、これらに対応する優しく、安全なテクニックを練習していきます。
受講ご希望の方は問い合わせフォームからお願いいたします。
全10回に渡り、バイオメカ二クスをベースとしてマニピュレーションについてセミナーを開催いたします。
定員10名(通年申し込み優先、申し込み順となりますのでご了承ください。)
バイオメカニカルアプローチ 東京 スケジュール 2025年度
*毎月第4日曜日開催(12月のみ第3日曜日となります)
第1回2025年5月25日(日)
バイオメカニカルアプローチ コンセプト、デモンストレーション、各種アプローチの理論
第2回2025年6月22日(日)
腰部、骨盤の関節・筋のバイオメカニクス
第3回2025年7月27日(日)
腰部、骨盤疾障害別のバイオメカニカニクス、疾患別の筋・関節へのアプローチ、モビリゼーション、過緊張筋、筋膜短縮へのアプローチ
第4回2025年9月28日(日)
頚椎、胸椎の関節・筋のバイオメカニクス
第5回2025年10月26日(日)
頚椎、胸椎障害別のバイオメカニカニクス、疾患別の筋・関節へのアプローチ
第6回2025年11月23日(日)
下肢の関節・筋のバイオメカニクス
第7回2025年12月21日(日)(通常は毎月第4日曜日ですが、都合により12月のみ第3日曜日となります。)
下肢障害別、関節・筋のバイオメカニカル アプローチ
第8回2026年1月25日(日)
上肢の関節・筋のバイオメカニクス
第9回2026年2月22日(日)
上肢障害別、関節・筋のバイオメカニカル アプローチ
第10回2026年3月22日(日)
頭部、顎関節バイオメカニクス関節・筋のバイオメカニカルアプローチ、まとめ
時間:AM 10:00~PM3:30(昼食休憩30分) ※受付はAM9:30開始します。
会場:Beyond Manipulation (エビス カイロプラクティック)
東京都渋谷区東3-24-8 マーサ恵比寿 602 (JR恵比寿駅から徒歩3分)
※スケジュールは進行状況により多少前後することがございます。ご了承願います。
※ビデオ撮影(動画)はご遠慮ください
講師:栗原修 D.C.
受講費
(全10回)(一般一括)180,000円
(学生一括)160,000円
一般/学生一回 20,000円
(昼食代は含まず)
お問い合わせ/申し込み
10名限定、通年申し込み優先、申し込み順となりますのでご了承ください。
椎間板ヘルニア 、馬尾神経症候群
脊椎分離症、脊椎すべり症
椎間関節症
脊柱管狭窄症
変形性脊椎症
腰部筋筋膜症
腰部捻挫
仙腸関節捻挫
頚部椎間板ヘルニア
むち打ち症
頚椎椎間関節症
変形性脊椎症
頚部捻挫
胸郭出口症候
膝関節疾患
変形性膝関節症
膝関節捻挫
オスグッド・シュラッター病
膝蓋軟骨軟化症
膝関節滑液包炎
半月板損傷
十字靱帯損傷
足関節捻挫
足根管症候群
前側コンパートメント症候群
足底腱膜炎
回旋腱板筋断裂
棘上筋腱炎
カルシウム沈着性腱炎
肩関節滑液包炎
回旋腱板筋断裂、 肩鎖関節捻挫
癒着性滑液包炎
肩鎖関節捻挫
肩甲上神経症候群
など
可動域制限、アライメント異常は筋の操作だけでは、不十分です。
関節に対するアプローチが必要です。
関節、アライメントは、骨の形を変えることではなく骨と骨とをつなぐ関節の構造、関節包、靭帯、軟骨などの結合などの特性を変化せることです。
これは固い筋を柔らかくしたり、筋膜をリリースしても効果はありません。
関節、骨構造へのマニピュレーションが必要です。
これは関節構造の硬化がある場合だけです。
しかし、痛みを起こす関節の多くは、可動性が過剰になっているもの、不安定な関節です。この場合、関節骨構造へのマニピュレーションは禁忌です(過緊張筋も・・・)。
それでは、どうすれば???
バイオメカニクスの知識をもとに、他の部位の硬化した関節にマニピュレーションを加えるのです。
バイオメカニカル アプローチでは、多くの骨関節へのマニピュレーションの中から安全で効果的なものを厳選しました。
バイオメカニカル アプローチ
参考文献
パルペーション&アジャストメント 栗原修 Beyond Manipulation
カパンディ関節の生理学 Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ 医歯薬出版
アナトミートレイン トーマス・W. マイヤース 医学書院
脊柱モーション・パルペーション 中川 貴雄 D.C. 科学新聞社
四肢のモーション・パルペーション(上、下) 中川 貴雄 D.C. 科学新聞社
運動器リハビリテーションの機能評価 Magee エルゼビア・ジャパン
図解 四肢と脊柱の診かた 医歯薬出版
最新徒手医学 痛みの診察法 新興医学出版
オステオパシー臨床マニュアル 科学新聞社
オステオパシー・テクニック・マニュアル 科学新聞社
カイロプラクティック・テクニック総覧 エンタプライズ